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獺祭のサクセスストーリーが本に!ビジネスの面からも読んでおくべき関連書籍まとめ

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獺祭を造る旭酒造の創業は、なんと江戸時代の1770年。

現会長の桜井博志氏が獺祭を生み出すまでは、杜氏が酒を醸す小さな酒蔵でした。

博志氏が3代目社長に就任してからわずか30年。

旭酒造は急成長を遂げ、年商138億円を誇る日本酒メーカーとなりました。

 

日本国内でも、獺祭は日本酒部門で売り上げ第1位。

アメリカ、フランスなど世界30か国へと進出し、今もどんどん成長を続けています。

 

試行錯誤を繰り返しながらも、ずっと一貫していたのは「美味い酒を造りたい」という思い。

桜井博志会長はその思いを、メールマガジン蔵元日記、公式YouTube、講演会、書籍などで、折に触れ口にしています。

とくに獺祭のサクセスストーリーを描いた本は、ビジネスの面からも高い評価を受けているんです。

今回は、獺祭ファンにも、ビジネスで経営を知りたい人にもおすすめしたい、獺祭の関連書籍についてまとめてみました。

読んだら飲みたくなる!獺祭の成功の裏側を知れる本

博志氏が3代目社長を継いだのは1984年。

当時の看板商品は、2代目博治氏の代からある「旭富士」で、その売り上げは、年間9700万円ほどでした。

そこからたった30年で、年間138億円を売り上げる日本酒メーカーへと成長させたのです。

ビジネス系の雑誌やメディアで取り上げられることも多く、その経営哲学、戦略について、知りたいと思う人は多いのでしょうね。

ポイント

  • 桜井氏本人による書籍
  • 勝谷誠彦氏が取材した内容をまとめた書籍
  • 弘兼憲史氏が作画した漫画

これらの獺祭関連書籍を、口コミと合わせて紹介していきます。

逆境経営―山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法 桜井博志著

2014年に出版されたご本人による著書。

会長に就任する前の社長時代に書かれた本です。

2014年時点ではまだ、売上46億円で、今の約3分の1程度の規模でした。

しかし、純米大吟醸部門では日本一になり、世界20か国へ出荷しています。

さらにパリの凱旋門近くの一等地に、パリ支店を作る準備をしている頃です。

逆境経営の内容

獺祭が誕生したのは、日本酒業界全体が縮小しつつある時期。

父から継いだ酒蔵は倒産寸前で、まさに逆境の渦中にあった。

どん底から試行錯誤しながら這い上がる過程を、桜井博志氏が語っているような口調で書かれています。

メモ

  • 第1章 「負け組」の悲哀を忘れない
  • 第2章 大失敗から学ぶ
  • 第3章 捨てる勇気を持つ
  • 第4章 「できること」と「やるべきこと」をはき違えない
  • 第5章 常識や慣習にとらわれない
  • 第6章 伝統が持つ奥深さを侮らない
  • 第7章 発信しなければ伝わらない
  • 第8章 打席に立ったからには、思い切りバットを振る

まじめに努力するだけ、伝統を守るだけでは、縮小する業界の中では生き残れません。

スピード感を持ってトライ&エラーを繰り返す、伝統を守りつつも新しい試みにどんどん挑戦することが、経営においても大事なことだと気づかされる内容です。

逆境経営の口コミ評価

Amazonや、読書メーターなどの口コミ、レビューを見てみると、どれも高い評価が付いています。

普通を捨て自分を信じる

1984年当時、山口県岩国市で4番手の旭酒造は、小さな酒蔵であることが強みとなるよう考え、小規模な仕込みでないと造れない、しかも少量ずつでも愛され続ける純米大吟醸酒の製造に絞った戦略へ転換させた。
酒造りを総括する杜氏の不在や原料の山田錦が自社生産出来ない等の危機から脱した後も、批判を恐れず誰もやったことのない、慣習や伝統をある意味壊すことを選択し前へ進んできた。
「伝統にはこだわるが、手段はこだわらない」という言葉が物語っている。
この原動力はお客様からの「あぁ、美味しい」の一言のためだと著者は言う。
また、お客様からの満足度やニーズに対応するのではなく、「自分が良いと信じる酒」を造り続けているので、圧倒的な酒を造ることが出来、お客様から受け入れられていると思う。
米国アップルと同様にこの「自分を信じる」考えこそ、いばらの道だが唯一の正攻法だと思った。

引用:Amazonレビュー

勇気がもらえる本。縮小を続け誰も流れを止められないと思われている日本酒業界で諦めることなく流れに抗い、獺祭という稀有なブランドを生み出す過程をつづっています。安易なマーケティングではなく商品を磨き上げることの大切さを改めて実感できる良書だと思います

引用:読書メーター

勝ち続ける「仕組み」をつくる 獺祭の口ぐせ 桜井博志著

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2017年に出版された桜井博志氏ご本人による著書です。

2016年に社長職をご子息の一宏氏に譲られ、博志氏は会長職に就きました。

このころには年間100億を超え、フランス料理の巨匠ジュエルロブションと共同で、獺祭が飲めるバー、レストランをパリに作っています。

獺祭の口ぐせの内容

桜井博志氏の経営哲学を、口ぐせという形で紹介しています。

メモ

  • Part1 獺祭を造った口ぐせ
  • Part2 戦う経営者の口ぐせ
  • Part3 お客様から支持されるための口ぐせ
  • Part4 世界で戦うための口ぐせ
  • Part5 会社と社員を成長させる口ぐせ

卓越したビジネスモデルや戦略があったわけではなく、「お客様が幸せになる酒造り」という信念を持ち続けたこと。

一貫した日本酒造りにかける思い、スピード感を持って挑戦し続けることの大事さがわかる内容になっています。

獺祭の口ぐせの口コミ評価

こちらも高評価がたくさんありました。

書き込まれたレビューが長くて、読んだ人まで熱く語ってしまいたくなる内容なのがよくわかります。

桜井社長が画期的なのは「伝統」も「データ」も軽んじず、どちらも是々非々で組み合わせて獺祭のブランド価値を高めているということ。特に驚いたのは徹底的なPDCAサイクルの回転。成功は沢山の失敗からしか生まれないんだなと再認識。しかしやり手だなぁ‥‥凄い

引用:読書メーター

世間では旨い酒の一つとして認知されている獺祭だが、その製造工程は杜氏による経験頼りの酒造りを廃し、徹底したデータ管理により四季を通じて安定した品質を生み出す異質のものであった。なぜIoTのスマートファクトリーアワードに酒造会社が選ばれたのか、その理由はこれを読めば明らかである。伝統産業にもメスの入れどころはあるし、それを以て革新を起こすことができると元気づけられた。

引用:読書メーター

獺祭 天翔ける日の本の酒 勝也誠彦著

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桜井博志氏が書いた逆境経営のすぐ後に出版された本。

歯に衣着せぬ物言いが人気で、テレビのコメンテーターとしても活躍されていた勝也誠彦氏が書いています。

獺祭天翔ける日の本の酒の内容

内容やエピソードは、逆境経営とほぼ同じですが、視点が違うのが読み比べると面白いです。

逆境経営は、蔵元の視点からなので、世界レベルへとどんどん成長し続ける過程が、ちょっと控えめ。

一方、獺祭天翔ける日の本の酒は、獺祭の快進撃を褒めたたえ、気持ちよく読める内容になってます。

メモ

  • 第1章 日本酒との縁
  • 第2章 夜明け前
  • 第3章 「獺祭」誕生
  • 第4章 酒造りの現場
  • 第5章 さらなる挑戦
  • 第6章 加速
  • 第7章 未来に向かって

獺祭天翔ける日の本の酒の口コミ評価

好き嫌いが分かれる著者ですが、この本の評価は高め。

圧倒的な文章力とテンポの良い展開で、小説を読むように読んだというレビューがいくつかありました。

まるで小説の様で、どんどん引き込まれました。

単に、獺祭というお酒を紹介するだけの本かと思いきや、まるで小説の様に流れるStoryにどんどん引き込まれていく自分に驚きました。勝谷さんの表現豊かな文がそう感じさせるのかもしれません。

引用:Amazonレビュー

勝谷誠彦さんの文章力で一気に読めて面白かった

地方の小さい酒蔵が成長していく物語。参考になることが沢山あり、知り合いにも読むよう勧めた。

引用:Amazonレビュー

著者がまだ若くして亡くなったニュースを先日聞き、この本の存在を思い出し今回読んでみました。獺祭という日本酒を自分で飲んだことがないので、他の酒との差別化要因がどこにあるかは自分の舌では知りませんが、第3,4章の日本酒造りの現場に触れた箇所はなかなか読みごたえがありました。酒に詳しい著者によると、搾り粕から取れる焼酎もおいしいとのことで、今度飲んでみたくなりました。

引用: HMV&BOOKS online

獺祭 この国を動かした酒 勝谷 誠彦著

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勝谷誠彦氏による2冊目の著書。

天翔ける日の本の酒を改題し、新書として2016年に出版されました。

新書化にあたっての前書きが追加されているだけで、内容は同じです。

この本の帯には、安倍総理大臣の写真と言葉が添えられています。

ワインに並ぶ「Sake」というカテゴリーを作り、安倍総理がオバマ大統領やプーチン大統領にプレゼントした酒。

この国を動かした酒と言えるかもしれませんね。

「獺祭」の挑戦 山奥から世界へ  弘兼 憲史著

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2020年7月21日に発売されたばかりで、桜井博志氏の半生と獺祭の成長過程を漫画で読むことができる本です。

作画は弘兼憲史。

旭酒造がある山口県岩国市の出身の漫画家で、代表作は島耕作シリーズです。

親交が始まったきっかけは、弘兼氏がニューヨークで行った講演を、たまたま4代目社長の一宏氏が聞きに来ていたこと。

また2018年には、西日本豪雨で被災した獺祭を、「獺祭島耕作」として発売したことでも話題になりました。

「島耕作シリーズ」に、杜氏を置かない酒造りを目指す話があります。

会長となった島耕作が、ミャンマーで山田錦を栽培し、日本酒を作ろうという試みです。

この話を描くにあたって、獺祭についてかなり念入りに取材されたそうです。

獺祭の挑戦の内容

1984年、2代目博治氏の葬儀の場面からストーリーが始まります。

火葬場の煙突から登る煙を見ながら、思いにふける博志氏。

そこから30年間、失敗と苦労と成功が、駆け足で進んでいきます。

漫画なので、省略されているところもありますが、獺祭ファンなら知っておきたいエピソードはしっかり描かれています。

ポイント

  • 獺祭と名付けた理由
  • 杜氏に逃げられて杜氏のいない酒造りを始めたこと
  • 二割三分が誕生したきっかけ

など、酒造りの難しさを説明しながらも、漫画で読みやすい内容になっています。

「獺祭」の挑戦 山奥から世界への口コミ評価

星5つの評価がたくさんついてました。

杜氏の制度や、日本酒業界の仕組みなど、文章ではわかりにくいところが、漫画で図解されてわかりやすいのも高評価のようですね。

5つ星のうち5.0 獺祭のストーリーを知って、更に好きになった!!

桜井会長の苦労を始め、今の獺祭が出来るまでのストーリーを『島耕作』のような感じで知ることが出来る。とてもいい試みだと思いました。

獺祭が工場生産による日本酒というのは大きな間違いで、それまで(ある種いい加減な)勘に頼っていた部分をテクノロジーで見える化し、あくまで作業は人間がするけれども失敗しないデータ管理に注力されたことが凄く良く分かった。

中でも個人的には、才能ある杜氏さんでも年に一度しか出来ない作業(生涯で3-40回しかチャレンジ出来ない!)を、年間通じて何度もデータを取りながらトライ&エラーを繰り返すほうが、進化の速度は違う。というのは腹落ちでした。

全ての日本酒好きにお勧めできる、最高の獺祭ファンブックですね。素晴らしいです

引用:Amazonレビュー

5つ星のうち5.0 日本酒版プロジェクトX

常識を疑うことがいかに大事かがテンポの良い展開でわかりやすく伝わってきます。
特に印象に残ったのは農家や杜氏はせいぜい30~40回ほどしかモノつくりを経験できない、というところ。
一見辛辣で思いやりのない指摘に思うかもしれませんが、作者の視点は桜井会長とともにだから科学的実証的に
解決していこうという未来に据えられています。

また、島耕作シリーズで馴染んだ絵は心地よく、作者による後半の解題も理解を大いに助けています。
コロナ禍を乗り切る勇気をもらいました。

海外での日本酒の地位はまだまだ低い。獺祭のますますの成功を願っています。

引用:Amazonレビュー

まとめ

杜氏を置かない酒蔵だから、機械で作ってるから「獺祭は日本酒ではない」と批評する人がいます。

書籍を読めばわかりますが、実際には、洗米、蒸米、麹造り、仕込みなど多くの行程で人の手が入っています。

でもそれは、杜氏ではなく社員。

四季醸造で1年に何度も仕込みをする社員は、1年に1回しか仕込みをしない杜氏よりも、はるかに多くの経験を積んでいます。

作るたびに蓄積されていくデータの方が、あいまいな経験と勘よりも信頼できると書かれていました。

美味しい酒を造るための努力を、積み重ねていってるからですね。

 

現会長の桜井博志氏は、今回紹介した書籍以外にも、テレビや講演会、公式YouTube、メールマガジンと、自らの経営哲学を語る機会を積極的に設けています。

「美味しい酒を造る」という強い思いを、多くの人に知ってもらいたいのでしょうね。

口コミやレビューで一番多く見かけたのは、「読み終わって獺祭を飲みたくなりました」という表現。

作り手の努力や裏話を知ると、どんな味なのか試してみたくなっちゃいますよね。

獺祭片手に、獺祭の本を読むのもいいかもしれません。

酔う前に読み終わらないと…ですけどね。

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