最近すごく気になっている動画があるんです。
それは獺祭の公式YouTube。
主に登場しているのは、フランス人社員のケビンさんと、獺祭会長の桜井博志氏。
ときどき生配信もしていて、会長自ら質問に答えていただけるんです。
旭酒造の会長桜井氏は、山口県の小さな酒蔵から、世界に進出する日本酒メーカーへと成長させた手腕の持ち主です。
その戦略や考え方を聞けば、勉強になることもたくさん。
一方で、ケビンさんのおつまみ紹介で笑ったりと、とても楽しませてもらってます。
今回は、獺祭公式YouTubeの中から、個人的におもしろいと思う動画を紹介します。
獺祭の公式YouTubeがおもしろい
獺祭の公式YouTubeは、2020年3月に開設されたばかり。
まだアップされている動画の数は少ないのですが、これが結構おもしろいんです。
獺祭の美味しい飲み方から、獺祭の戦略まで知れる興味深い内容になっているんですよ。
シリーズごとに紹介します。
ケビンの獺祭45に合うコンビニおつまみシリーズ|渋い表情に注目!
旭酒造は、フランスにジュエルロブションとコラボしたレストランを作ったり、ニューヨークに酒蔵を立てたりしています。
獺祭を世界へ広げるため、外国人の社員が活躍しているようですね。
フランス出身のケビンさんも、その一人。
日本に来てまだ数年ということですが、すごく日本語も上手。
公式YouTubeには、ケビンさんがたくさん登場しています。
その中でも、獺祭45に合うコンビニおつまみシリーズは、かなりおすすめです。
この動画では、ファミリーマートの焼きシシャモと獺祭45を試しています。
ケビンさんがシシャモにかぶりついた瞬間に注目!
眉間にしわを寄せて渋い表情。
あれ?もしかして美味しくなかったのかなと思ったら…
「はい、美味しいですね。」と一言。
美味しいんかい!と思わず動画に向かって突っ込んじゃいました(笑)
「日本独特の渋み」とケビンさんは表現していますが、シシャモの苦みや塩気、魚のうまさが、少し甘みのある獺祭によく合いそうですよね。
意外だったのがどら焼き。
どら焼きには緑茶でしょ!と思ってしまいますが、ケビンさんイチオシです。
フルーティーな香りとすっきりとした後味の獺祭は、少し甘みのある料理にも合います。
フルーツに合わせると美味しいのですが、どら焼きにも合うんですね!
このシリーズでは、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど大手コンビニの他、串カツ田中や、山口県のテイクアウトできるお店も紹介しています。
家飲みだと、いつも同じようなおつまみになってしまうので、新しいおつまみが知れるのもいいですよね。
これからもっと、いろんなおつまみを試して紹介してもらいたいです!
~獺祭を語る~シリーズ|酒造りのこだわりと経営手腕に触れる
獺祭の会長桜井博志氏と、ケビンさんが対談している動画です。
ケビンさんからの質問を受けて、会長が答えるスタイル。
獺祭を語るというタイトルの通り、これまでの歩み、米や水、キャッチコピーなどについて、会長が熱く語ってくださってます。
たまにケビンさんが感想を言うんですけど、何言っているのかよくわからないときがあるのがおもしろい。
緊張してるんですかね。
米、麹、水だけで作られている純米酒は、一つ一つの素材へのこだわりで味が決まるといっても過言ではありません。
もちろん水も大事な要素の一つ。
この動画は、酒造りに大切な水について語っています。
簡単に内容を紹介します。
旭酒造のある山口県岩国市は、超軟水の地域。
軟水だと酵母が発酵しずらいので、酒造りは難しい。
だから、以前は硬水の水を運んできて酒を造っていましたが、今は蔵内の井戸水だけ。
その理由を動画で説明しています。
ポイント
- 発酵が遅い軟水を使うと、きめ細かい酒ができる
- 地元の水を使わなければ将来性がない
そう考えてから、方針転換。
データを取り、細かい分析を繰り返してきた結果、超軟水でも美味しい酒を造ることができるようになったんです。
獺祭のキャッチコピーに「山奥の小さな酒蔵」とありますが、今では10階建てのビルになり、世界へと進出しています。
ここまで成長させるには、美味しい酒を造るだけじゃなく、経営者としての手腕も問われるところではないでしょうか。
その考え方や、戦略を垣間見ることのできる、興味深い動画になってますよ。
広報千原さんの獺祭を美味しく飲む方法を紹介シリーズ|とにかくカワイイ
獺祭の広報である千原英梨さんが、獺祭を美味しく飲むアレンジや、獺祭に合うおつまみを紹介してくれるシリーズです。
あまり数が多くないのがとても残念。
これからたくさん登場してくれることを期待してます!
千原さんが紹介してくれるのは、アイスに獺祭をかけてみたり、クリームチーズと合わせてみたりと、なんだか可愛らしいものばかり。
美味しかった時に、千原さんがにこっと笑うのもカワイイ!
暑い季節におすすめなのがこの動画。
夏にぴったり獺祭スパークリングをアレンジする方法を3つ紹介しています。
獺祭スパークリングは、ベースとなる獺祭45に炭酸がプラスされています。
大吟醸らしい華やかな香りと甘さもありつつ、爽やかな飲み口なのが特徴。
もろみを荒めに漉しているので、ほんのり白濁しています。
動画では、バニラアイスに獺祭をかけるアレンジを紹介しています。
クリームソーダの獺祭バージョンみたいで、ぜひともチャレンジしてみたいアレンジですね!
千原さんが食べているのは普通のバニラアイスですが、獺祭アイスを使う方法も紹介されています。
酒粕を使ったアイスは、獺祭独特の芳醇な香りがたっぷり。
クリーミーで甘酒を凍らせたかのような滑らかさです。
もちろんアルコールは入っていませんから、獺祭アイスだけならお子さんでも食べられます。
日本酒に合う料理は、その酒が作られた土地の郷土料理が一番とよく聞きますよね。
獺祭を作った酒粕で作られたアイスが、獺祭に合わないはずがない!
高級アイス並みのお値段ですが、一度は試してみたい組み合わせです。
番外編メールマガジン蔵元日記|獺祭に関する詳しい情報をいち早くゲット!
https://www.asahishuzo.ne.jp/mm/
YouTubeではありませんが、番外編としてメールマガジンも面白いです。
旭酒造の会長である桜井博志氏が、月に数回ほど蔵元日記というメールマガジンを発行しています。
新商品やイベントの情報をいち早く知ることができますし、獺祭の美味しい飲み方のコツもときどき紹介されてます。
蔵元日記vol.458【おきて破りの獺祭ロックとお燗酒】の中にこんな文章がありました。
ここで、選んだのが、「獺祭ロック」。つまり酒のロックです。大ぶりのグラスに沢山の氷、そこに一度に精々100ml程度の獺祭を注ぐ。これはいけますよ。いくらでも飲めてしまう。(「量を飲むのが良いんじゃない、 美味しさを楽しんでもらいたい」と言い続けている獺祭の蔵元としては この発言は少しまずいかな?) でも、美味しいんですよ。しかもグラスに残った酒はだんだん溶けていくわけですから、さらにアルコール度数も下がっていく。最初はちょっとパンチの効いた、氷でキリっと冷えた酒が美味しい。それが、時間が経つと氷が溶けてきてそこに軽さと爽やかさが入ってくる。最後にダメ押しで残った氷をしゃぶるとチェイサー替り。
暑い中、行列ができる人気焼き肉店に並んで、やっと席に着いた最初の一杯。
ビールじゃなくて獺祭のロックっていうのがいいですよね。
他にも獺祭にかける思いや、裏話なども書かれていて、とても読み応えのある内容なんです。
バックナンバーまでさかのぼって読んでみると、獺祭の歴史について詳しく知ることができますよ。
まとめ
獺祭の公式YouTubeは、獺祭の美味しい飲み方から、獺祭を世界規模まで成長させた経営戦略まで知れる幅広い内容。
獺祭にかける熱い思いを知って、大好きな獺祭をますます応援したくなりました。
コンビニおつまみシリーズや、広報の千原さんシリーズもこれから公開されるのがすごく楽しみです。
おすすめされたおつまみを食べながら獺祭を飲んで、動画を楽しむのもいいですよね。