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桜井一宏さんのプロフィール|獺祭を継承した旭酒造の社長はどんな人物?

「獺祭」で一躍有名な酒蔵になった旭酒造。

そんな旭酒造の社長を務めているのが桜井一宏さんです。

桜井さんの父は、旭酒造の会長である桜井博志さんで、獺祭を生み出したことで知られています。

しかし、桜井さんは当初、旭酒造を継ぐつもりはなかったのだとか。

どんな経緯があって旭酒造に戻ってくることになったのでしょうか。

プロフィールをまとめました。

旭酒造社長・桜井一宏さんのプロフィール

旭酒造は「獺祭」で知られる酒蔵で、山口県にあります。

桜井一宏さんはその四代目で、2010年より社長を務めています。

2014年には「京都獺祭の会」がきっかけでお嫁さんと結婚。

結婚式は、世界各国から300人もの招待客が出席するという豪華なものでした。

そして、2015年には息子さんが誕生。

公私ともに順風満帆ですね!

桜井一宏さんのプロフィールを、簡単にまとめておきます。

プロフィール

  • 名前:桜井一宏(かずひろ)
  • 生まれ:1976年
  • 出身:山口県周東町(現岩国市)
  • 学歴:早稲田大学社会科学部卒
  • 肩書:旭酒造社長(四代目)
  • 家族:妻と息子
  • 趣味:ダイビング、ボクシング

中学・高校は広島県の学校へ通学し、大学入学を機に上京しています。

そして大学を卒業したあとは、家業を継ぐ準備に入る・・・ということはなく、全く関係のない企業に就職したのでした。

それは一体、なぜだったのでしょうか。

大学卒業後はパチンコメーカーに就職

大学を卒業後、家業のお酒とは全く関係のないパチンコメーカーに就職した桜井さん。

実は、日本酒市場に将来性がないと考えており、旭酒造を継ぐ気は全くなかったそうです。

日本酒は身近なものとして感じていてものの、「頭が痛くなる酒」という認識でした。

ひとり暮らしするようになり、実家から「獺祭」がたびたび送られてきましたが、「おいしいな」という感想くらいしか持っていなかったと言います。

 

しかし、あるとき六本木の居酒屋で獺祭を飲んだ時に、その認識はガラッと変わりました。

「他社の日本酒よりも断然うまい」

初めて自分で稼いだお金で獺祭を飲み、同じ値段の他の日本酒よりもいかに美味しいかが分かったそうです。

獺祭のことを改めて調べてみると、業績が伸びているのは偶然ではなく、考え抜いて酒造りを行ってきた結果だということに行き着きました。

「獺祭は自分が後を継いで守っていかなければならない」

そう感じた桜井さんは、博志さんに会社に戻してもらえるよう頼み、旭酒造へ入社することになりました。

旭酒造では海外マーケティングを任される

2006年に旭酒造へ入社し、常務取締役となった桜井さん。

入社後の一年は、醸造の現場に立ち、下積みを行います。

デパートの売り場で獺祭の営業をしているときには「読めない」、「変わった名前」という理由でほとんどのお客さんに立ち去られるなど、悔しい思いもしたと言います。

 

入社から一年たった2007年、旭酒造は海外進出に向けて動き出しました。

当時の社長だった博志さんがニューヨークへ行くのに同行すると、突然「お前はニューヨーク担当だ」ということを告げられます。

桜井さんはそれから、海外マーケティング担当として一年の半分をアメリカで過ごすことに。

英語ができず右も左も分からないなか、飲食店や酒屋へ飛び込み営業をし、販路の拡大に奮闘します。

 

そのころのアメリカは、「第一次SAKEブーム」が訪れたあとで、新潟や福島のお酒はよく知られていました。

しかし、旭酒造のある山口県は酒処というわけでもないため、当初はあまりいい反応をもらえませんでした。

それでも、獺祭のおいしさを知っているファンから徐々に口コミが広まり、発注を増やしていくことに成功。

旭酒造の「おいしいものを作れば買ってもらえる」という信念が実を結んだのでした。

その後、獺祭は右肩上がりで海外への売上を伸ばしていきます。

旭酒造の社長に就任

20016年9月、桜井さんは旭酒造の取締役社長に就任。

父の博志さんは会長となり、まだ現場にも出ています。

そのため、どこまで自分の意見を押し通すべきか、難しいと感じることもあると言います。

しかし、「獺祭の美味しさを守っていくこと」は旭酒造の変わらない使命。

桜井さんは「酒造業界は会社が大きくなるとダメになってしまう」というイメージを持っており、だからこそ成功を収めた今でも進化し続けようとしています。

 

今後注目したいのは、2021年にアメリカに酒蔵をオープンさせるという計画。

世界最大の料理大学と言われるCIA(Culinary Institute of America)と連携して、純米大吟醸を製造・販売していく予定なのです。

さらに「世界中で当たり前のように日本酒が飲まれる」ことを目指し、海外での売上は、現在の10倍である200億円を目標としています。

桜井さんの夢は「獺祭が宇宙ステーションに持っていかれるお酒になること」。

素敵ですよね♪

まとめ

先代が偉大だと、代替わりをしたときにコケてしまう、ということはよくある話。

しかし、桜井一宏さんならその心配はなさそうです。

これからも、獺祭の味を大切に守ってほしいですね。

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