獺祭のラベルは、すごくカッコいいと思いませんか?
白い帯の中央に大きく書かれた「獺祭」の筆文字。
獺祭の書を揮毫されたのは、山口県の書道家、山本一遊先生です。
シンプルなデザインの中で、大胆な筆運びには迫力があってパワーを感じますよね。
日本酒のラベルは、その酒の顔とも言える存在。
蔵元の個性や、酒の特徴を表現しています。
桜井博志会長の著書「逆境経営」の中で、ラベルへのこだわりについて書かれていました。
ともかく無駄を排除し、シンプルさを追求した結果が今のラベルなのです。
引用:逆境経営|桜井博志著
獺祭は、極限まで米を磨き、技術を磨き、伝統を守りながらも、慣習や常識など無駄なものは排除してきました。
獺祭のラベルは、その特徴を表しているような気がします。
このカッコいい獺祭の文字をあしらったオリジナルグッズがあります。
見た目のカッコよさだけではなく、機能でもなかなか優れていて、美味しく飲めるよう工夫されてるものもあるんですよ。
獺祭グッズを使って、より美味しく、より楽しく、獺祭を飲んでみませんか。
獺祭グッズ|美味しく飲める酒器
獺祭グッズで一番おすすめしたいのは、やっぱり酒器ですよね。
いい酒を飲むなら、いい酒器で雰囲気ごと味わいたいものです。
旭酒造のフランス人社員ケビンさんが、公式YouTubeで飲み比べをされてます。
いろんな酒器で獺祭45を飲んでみて、味が変わるのか確かめてみたようです。
ケビンさんが試してみた酒器の感想をまとめてみます。
ポイント
- ワイングラス…最も華やかな香りを感じられる。香りがわかりやすい。
- 貴人(あてびと)グラス…小さいのでワイングラスより飲みやすい。
- 木桝…飲みずらい。木の味がする。
- おちょこ…慣れないと飲みにくい。熱燗にいい。香りは落ちる。
- プラコップ…手軽で薄いので口当たりも良い。意外と香りもいい。
ケビンさんのイチオシはワイングラス。
純米大吟醸の華やかでフルーティーな香りを、一番強く引き出してくれます。
一方、木桝は、ケビンさんには合わなかったようですね。
まずいって言っちゃってます。
木桝で飲むと、ヒノキの香りが移って、日本酒の臭みを消してくれます。
それが良いという方もいるかもしれませんが、獺祭はフルーティな香りを楽しむお酒。
せっかくの香りが消えてしまうのは、もったいないですね。
意外だったのはプラコップ。
香りもちゃんと出て、ケビンさんは美味しいと感じたようです。
だけど、せっかくの良いお酒を、プラコップで飲むのは味気ない。
雰囲気も楽しみつつ、美味しく味わいたいです。
旭酒造では、獺祭を美味しく飲むためのオリジナル酒器を販売しています。
詳しく紹介します。
星付きグラス
※サイズ:高さ21cm 直径5.5cm
ケビンさんおすすめのワイングラス。
獺祭のフルーティな香りを楽しむのにピッタリです。
日本酒をワイングラスで?と思われるかもしれませんが、旭酒造の桜井博志会長もワイングラスをおすすめしています。
このグラスの特徴は、グラスの中央に書かれた獺祭の文字と、星マーク。
山本一遊先生の書をガラスエッチングでプリントしていて、とてもカッコいいですね。
文字の下には、グラスを1周囲むように星マークが並んでます。
この星にもすごくこだわりがあります。
星マークの下の位置まで注ぐと90mlになるようになっているんです。
ちょっと少ないかなと思うかもしれませんが、90mlが分かるよう印をつけている理由があります。
ポイント
- 2杯飲むと1合でわかりやすい
- グラスの空間で上立ち香がよく香る
ワインをグラスに注ぐときは、少なめに注ぎますよね。
これは、グラスの空間にたまる香りを楽しむためなんです。
獺祭もワイン同様、フルーティな香りを楽しむお酒。
空間を残してグラスに注ぎ、純米大吟醸らしい華やかな香りを楽しんでください。
貴人(あてびと)グラス
※サイズ:高さ9cm 直径5.5cm
冷酒を飲むのにピッタリなグラス。
円錐状に先が開いた特徴的な形で、ワイングラスよりもちょっと小ぶりです。
貴人グラスにも星マークがついていて、40mlの目安です。
冷酒をたくさんグラスに注ぐと、飲み始めは冷たくても、だんだんぬるくなってしまいます。
美味しいうちに飲みきってしまう量が40mlです。
貴人グラスは、ワイングラスに比べると、香りが抜けやすい形をしています。
ケビンさんの飲み比べでも、ワイングラスよりも香りが弱くなっていると言っていました。
獺祭の特徴的な香りを楽しむには、ワイングラスがおすすめなんですが、香りが強い料理だと香り同士が混ざってしまいます。
チーズや肉料理などと一緒に飲む時には、香りがこもらない貴人グラスを使うといいですよ。
星付きフルートグラス
※サイズ:高さ22cm 直径4.5cm
獺祭フルートグラスを使って、獺祭スパークリングをぜひ飲んでいただきたいです。
フルートグラスというのは、口が狭くて、背が高い脚つきのグラスのこと。
シャンパンを飲むのに一番適したグラスです。
ポイント
- 表面積が狭いので、シャンパンの炭酸が逃げにくい
- 泡が下から上に登っていく様子がよく見えて、見た目も楽しめる
という特徴があります。
獺祭のフルートグラスにも星のマークがついています。
星まで注ぐと60mlになります。
シュワシュワ感も冷たさもあって、美味しいうちに飲みきれる量です。
木桝
※サイズ:幅8.4cm 奥行8.4cm 高さ5.2cm
日本酒と言えば、木桝というイメージを持っている日本人は多いでしょうね。
木桝のヒノキの香りは、日本酒の雑味や臭みを消してくれる役割があります。
だけど、獺祭を木桝で飲むのはちょっともったいない。
純米大吟醸の華やかな香りが消えてしまいます。
フランス人のケビンさんは、木の味が移って「ちょっとまずい」と言ってましたね…
お正月に神社で、お神酒を木桝でいただくことが多いから、日本人は慣れているんでしょうか。
公式YouTubeの解説では、日本的な装飾におすすめと紹介されてます。
塗り枡
※サイズ:幅7.8cm 奥行7.8cm 高さ4.9cm
内側は赤、外側は黒地で、金の「獺祭」の文字が入ってます。
木桝よりも見た目の高級感がありますね。
(でも値段は一緒です(笑))
日本酒を提供するとき、桝を使っているのをよく見かけますよね。
これは、グラスからあふれるほどの量を注いで「気前がいい店だ」と客に喜ばれたのが始まりなんだそうです。
もっきりとか、注ぎこぼしといいます。
居酒屋などではよく見る光景ですが、実は桜井博志会長は、注ぎこぼし反対してます。
注意ポイント
- グラスの底が酒の中に漬かってるし、桝がキレイなのか不安
- グラスについた酒が滴って服が汚れてスマートじゃない
という理由だそうです。
木桝も塗り桝も、獺祭を飲むには向かないけれど、佇まいはカッコいいですよね。
注ぎこぼしをせずに、桝にいれたグラスで獺祭を飲んだら、スマートかつカッコよく、そして美味しく飲めそうです。
おちょこ
※サイズ:高さ3.8cm 直径8cm
シンプルな白地に紺色の文字がカッコいい獺祭オリジナルおちょこ。
徳利が販売されていないのが、とても残念です。
ケビンさんは、おちょこは香りがしないし、飲みにくいと言っていましたね。
飲みにくい形状なのは、ちびちび飲んで、飲みすぎを防ぐことができるという利点もあります。
それに、熱燗にするなら、おちょこで飲みたい!
通常の獺祭は冷酒が良いのですが、熱燗なら冬季限定の獺祭温め酒がおすすめ。
毎年10月末ごろに、発売されています。
山田錦を23%まで磨いた二割三分で、アルコール度数が少しだけ低めの14%です。
その他の獺祭グッズ
酒器以外にも、たくさん獺祭グッズがあります。
酒粕の栄養素がたっぷり手作り酒粕石けん
獺祭の手作り石鹸は、酒粕をたっぷり練り込んだ手作り石鹸。
成分を見てみると、石けん素地と吟醸酒粕だけというすごくシンプルな作りです。
伝統的な釜炊き製法で作られていて、保存料や乳化剤など添加物は使っていません。
しかも酒粕は、獺祭二割三分磨き遠心分離を作る過程で出たもの。
高級純米大吟醸の酒粕です。
いい香りがするかと期待したのですが、残念ながら大吟醸の香りはしません。
DASSAI BEAUTYスキンケア化粧品
「杜氏の手は美しい」
高級ブランド化粧品のキャッチコピーです。
麹造りの時に、杜氏は素手で蒸米を混ぜています。
酵母が作り出す成分、お米に含まれる成分などが、肌に良い働きをするのかもしれません。
そこから着想を得て、高級ブランド化粧品メーカーをはじめ、各社酒粕を使った化粧品を作っています。
酒粕には、酵母や、アミノ酸、ビタミンなど栄養がたっぷり含まれてます。
食べても栄養が取れますが、お肌にもいいなんて嬉しいです。
獺祭スキンケアシリーズは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
獺祭社員の気分になれるTシャツ
※残念ながら2020/8/16時点で在庫切れでした。
白地に赤で獺祭のキャラクターが入ったシンプルなデザインのTシャツ。
公式YouTubeでケビンさんがよく着ています。
胸元の赤いマークは、獺祭のキャラクター。
カワウソが、捕まえた魚を岸に並べているシーンです。
お祭りをしているように見えることから、カワウソのお祭り「獺祭」といいます。
獺祭命名の由来ですね。
魚をくわえたカワウソの表情がなんともカワイイです。
ちなみに、2019年にはユニクロで酒蔵Tシャツが販売されました。
この動画でケビンさんが、紺色に酒樽と獺祭の文字が描かれたTシャツを着ています。
このTシャツすごくカッコいいけれど、残念ながらもう売ってません。
まとめ
獺祭の書があしらわれた、獺祭グッズについて紹介しました。
山口県の書道家、山本一遊先生が揮毫した文字がカッコいいですよね。
この文字が書かれたオリジナル酒器で、獺祭のラベルを眺めながら飲むのが、雰囲気ごと楽しめておすすめですよ。
獺祭の最高級ランク「磨きその先へ」のラベルは、1枚1枚山本先生が手書きされてます。
だから、ちょっとずつ書きぶりが違うそうです。
獺祭磨きその先へのラベルが一枚一枚手書きということをご存知ですか?
実は、獺祭のロゴを書いていただいた地元の書家、山本一遊さんにお願いさせていただきました。Did you know that the labels of... http://t.co/LMuETWHIBp
— 獺祭 Dassai【公式】 (@DassaiSake) February 10, 2014
獺祭Tシャツを着て、獺祭ワイングラスで、獺祭磨きその先へをいただく。
まさに最高級の楽しみ方ですよね!