日本酒は冷酒に常温(ひや)、熱燗といった多彩な温度で楽しめるのが魅力のひとつですよね。
こと獺祭においては、基本的に香りや甘みが強いため、冷酒か常温(ひや)で飲むのが一般的。
そんな獺祭には熱燗専用の銘柄である「温め酒」という銘柄があるんですよ。
しかし獺祭公式サイトには載っておらず、公式WEBショップでも期間限定でしか販売されないというレアな銘柄。
そんな獺祭の「温め酒」についての口コミ評判をまとめて紹介していきます。
獺祭 磨き二割三分 温め酒の特徴は?
獺祭 磨き二割三分 温め酒は、旭酒造が製造する獺祭の限定銘柄。
一時はその希少性からプレミア価格がついていたことがあるようですが、今はAmazonや楽天市場でも購入できるようになっています。
獺祭 磨き二割三分 温め酒の特徴は次のとおりです。
ポイント
- まろやかな甘味
- アルコール度数が14度と低め
- 他の獺祭に比べて控えめな香り
元々の獺祭は、基本的に熱燗向きの銘柄ではありません。
獺祭は香りが豊かでフルーティさがあるのが特徴なのですが、温めてしまうとその特徴が活きず、逆にきつく感じてしまうことも。
その点、獺祭 磨き二割三分 温め酒はその名の通り熱燗専用に造られたお酒。
熱燗にしたときに最も美味しく楽しめる銘柄に仕上がっているんですよ。
ちなみに、2018年以前は獺祭純米大吟醸50を使った温め酒も製造・販売されていました。
しかし2019年4月からは獺祭純米大吟醸50が45に切り替わり、それ以降45での温め酒は製造されていないようです。
獺祭 磨き二割三分 温め酒の飲み方
獺祭 磨き二割三分 温め酒は、50度を少し超える熱燗で飲むのがおすすめ。
常温(ひや)では抑えられている香りが立つようになり、本来の味わいを存分に楽しむことができるんです。
また、温めることで甘みをより感じられてまろやかさもアップ。
獺祭ならではの味わいを熱燗で楽しめるように仕上がっていますよ。
ラベルにもおすすめの温度がしっかり記載されています。
今夜は寒いので熱燗を。
珍しいお燗専用 獺祭「温め酒」!🍶 pic.twitter.com/hR5K1VGE4E
— ぱに(自粛してるのは結婚、残業、どっち?) (@pani_op) April 23, 2020
なお、2018年以前に製造された獺祭 磨き二割三分 温め酒のラベルには、43度がおすすめと記載されていました。
同じ銘柄のお酒でも改良され続けていることがわかりますね。
三本目は目玉その1,獺祭温め酒 純米大吟醸磨き二割三分、燗酒専用ですよ。獺祭頭おかしいこれだけ磨いて燗酒専用って本当に頭おかしいと連呼してた。さすがに美味しい。燗でぶわっと香りがくるのにキツくない https://t.co/fMvxSwCRup pic.twitter.com/7fKpTDZcwZ
— 鷹取 (@takatori_k) December 18, 2017
獺祭 磨き二割三分 温め酒の口コミ評判まとめ
続いては獺祭 磨き二割三分 温め酒の口コミ評判を見ていきましょう。
獺祭温め酒の口コミを見ていくと、次のような声があがっていました。
ポイント
- 飲みやすく美味しい
- 口当たりが柔らかい
- 後味がよくさっぱりしている
- 値段が高い
45・50度の燗で飲みました。口当たりはソフトで、良い酒に共通な、後味のさっぱり感がありおいしく頂きました。
引用:Yahoo!ショッピング
普通の獺祭2割3分を、何も考えずに熱燗にしたら、臭くて飲めませんでした。
同じ2割3分でも、アルコール度数が低くて、温め用があるのは、初めて知りました。
飲みやすかったです。引用:楽天
獺祭ならではの香りの良さを活かしたまま、熱燗ならではの口当たりの良さがマッチして飲みやすいとの声が。
そこに磨き二割三分の雑味の少なさが活き、さっぱりとしたキレの良さにつながっています。
もちろん常温(ひや)でも飲めますが、アルコール度数も香りも控えめのため、それなら普通の磨き二割三分を飲んだ方が良いです。
やはり熱燗専用に作られているだけあり、熱燗でベストな状態になるように整えられているんですね。
まずいという口コミはほとんど見られませんでしたが、口コミ評判の数も多くありませんでした。
製造されている量が少ないことが影響しているのかもしれません。
さらに「熱燗専用」という珍しい銘柄であるためか、獺祭 磨き二割三分 温め酒を手に取るのは「熱燗が好き・獺祭が好き」という方が多い印象も受けました。
「獺祭が好きで熱燗でも楽しんでみたい」という方におすすめできる銘柄ですね。
また、味とは別問題になりますが、720mlで5,390円(税込み)というかなり高級な日本酒。
磨き二割三分をベースにしているので、普段飲み用としてはとても高くて手が出せません・・・。
ただその分贈答用向きであり、日本酒好きな方に変わり種の銘柄として贈るのがおすすめですね。
獺祭 磨き二割三分 温め酒は高くて手が出せない!けど獺祭を熱燗で飲みたい場合
注意ポイント
- 獺祭 磨き二割三分 温め酒は高くて手が出せない!
- だけど獺祭を熱燗で飲んでみたい・・・
そんなときにおすすめなのが「水割り燗」。
使用するのは獺祭 純米大吟醸45なので、比較的リーズナブルに楽しむことができるんです。
その方法は次の通り。
メモ
- 獺祭45を160mlに水を20ml加える
- 50℃にお燗をつける
すると、口当たりが柔らかくなって美味しく楽しめるんです。
熱燗向きではない獺祭でも、水割り燗にすることで特徴的な香りが丁度いい具合に整って飲みやすくなるんですね。
この飲み方は獺祭公式サイトでも紹介されている旭酒造公認の作り方なので、是非試してみてくださいね。
おわりに
獺祭の味わいを熱燗で楽しめる「獺祭 磨き二割三分 温め酒」。
販売されている数が少ない高級酒のため、飲める機会は多くないかもしれません。
ですが、もし見つけたら贈答用や祝い事用に買っておいて、時期が来たら皆で楽しむというのも一つの手ですよ。
獺祭が好きなら、熱燗でも楽しめる温め酒を一度は楽しんでみてくださいね。