獺祭といえば、言わずとしれた高級日本酒ブランド。
そんな獺祭だからこそ、飲み方や温度にもこだわってしっかり味わい尽くしたいところですよね。
特に日本酒は、冷酒から熱燗まであらゆる温度で楽しむことができるのも魅力の一つ。
獺祭の場合も様々な温度で楽しめますが、銘柄によって適温があるもの。
今回は、獺祭の飲み方でおすすめの温度を紹介していきますね。
獺祭の銘柄別おすすめの温度
獺祭に限らずですが、それぞれの銘柄には特徴があります。
そのため、飲むのにおすすめの温度もそれぞれ違ってくるんですよ。
獺祭の銘柄別におすすめの温度を紹介していきますね。
ポイント
- 獺祭45・獺祭三割九分・スパークリングのおすすめの温度
- 獺祭二割三分のおすすめの温度
- 獺祭磨きその先へのおすすめの温度
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.獺祭45・獺祭磨き三割九分・スパークリングのおすすめの温度
獺祭45・獺祭磨き三割九分の場合におすすめなのは、スタンダードな飲み方である「冷酒」。
冷蔵庫から出してすぐの4〜5℃がベストです。
キリッと冷やすことで、口当たりの柔らかさやキレの良さを楽しむことができますよ。
スパークリングは炭酸ですから、よりしっかり冷やして炭酸ののどごしや爽快感を楽しみましょう。
シャンパンクーラーを持っていれば、氷水を入れて20〜30分漬けておくのがベストですよ。
2.獺祭磨き二割三分のおすすめの温度
獺祭磨き二割三分の場合は、冷蔵庫から出して10分程度の10〜12℃くらいか、常温(ひや)がおすすめです。
磨き二割三分は獺祭のフラッグシップと銘打っていて、華やかな香りときれいな甘みが楽しめる銘柄。
冷やしすぎるとどちらも感じにくくなるので、より味わいを楽しむなら常温の方が良いですね。
3.>獺祭磨きその先へのおすすめの温度
獺祭が誇る最高級酒の「獺祭磨きその先へ」は、12℃くらいから飲み始めるのがおすすめ。
温度の上昇とともに少しづつ変化していく美しい香りと複雑な味わいをじっくり楽しみましょう。
長い余韻を楽しめる銘柄ですので、一口ずつゆっくりと飲んでくださいね。
磨きその先へは、720mlで希望小売価格33,000円という超高級酒。
飲む機会があれば、ぜひとも味わいつくしたいところです。
獺祭に熱燗は向かない?
獺祭は基本的に熱燗向きの銘柄ではありません。
獺祭は香りが豊かでフルーティさがあるのが特徴なのですが、温めてしまうとその特徴が活きず、逆にきつく感じてしまうことも。
ですが、獺祭でも熱燗を楽しむことができる銘柄が一つだけあるんです。
それが「獺祭 磨き二割三分 温め酒」。
獺祭公式サイトでも紹介されていない、熱燗専用の珍しい銘柄。
一時はその希少性からプレミア価格がついていたことがあるようですが、今はAmazonや楽天市場でも購入することができるようになっています。
とはいえそれほど数量がある銘柄でもないので、もし見つけたら飲んでみてくださいね。
獺祭45の変わった楽しみ方
獺祭45の変わった楽しみ方として、ロックや水割り燗もおすすめ。
この楽しみ方を考案したのは、なんと獺祭を造っている旭酒造の桜井会長。
(参考:獺祭公式サイト)
とはいえ、ロックや水割り燗なんて飲み方をしてしまうと…
「お酒が薄まって水っぽくなるんじゃ?」なんて思ってしまいますよね。
ですが、それぞれ次の手順で飲むと美味しく味わえるんですよ。
獺祭45のロックでの楽しみ方
獺祭45をロックにする場合、
簡単な流れ
- 大きめのグラスに氷を多めに入れる
- 獺祭45を45ml計る
- 氷に沿わせるように注ぎ入れる
という手順で作ります。
これを氷が溶ける前に、ひと口かふた口でキュッと飲み切ります。
すると、水っぽくならずに冷たい獺祭を楽しめるんですよ。
水割り燗
獺祭45を水割り燗にする場合は、
簡単な流れ
- 獺祭45を160mlに水を20ml加える
- 50℃にお燗をつける
という手順で作ります。
すると、口当たりが柔らかくなって美味しく楽しめるんです。
熱燗向きではない獺祭でも、水割り燗にすることで特徴的な香りが丁度いい具合に整って、飲みやすくなるんですね。
獺祭を飲み比べるなら精米歩合の低いものから
獺祭を飲み比べる際は、精米歩合の低いものから飲み進めるようにするのがおすすめ。
精米歩合の低い高級な日本酒は繊細な味わいがするもの。
それから徐々に精米歩合の高いものを飲んでいくと、味の違いがわかりやすくなって違いを楽しむことができますよ。
磨き二割三分・磨き三割九分・獺祭45の3銘柄が入ったお試しセットが販売されていますので、まずはここから試してください。
おわりに
獺祭は高級で美味しい日本酒です。
そんな獺祭をより美味しく楽しむためにも、飲み方や温度にもこだわりたいもの。
楽しみ方を知って、獺祭をとことん味わい尽くしましょう。